上方浮世絵館
オーナー館長 高野征子
今年4月、ミナミの法善寺にオープンした「上方浮世絵館」のオーナー館長。
高野さんは道頓堀にもユニークなギャラリー「ブルーナイル」を十数年前につくっており、「ミナミ、道頓堀界隈をかつての文化的にぎわいを取り戻したい」と、大阪ルネッサンスに意欲を燃やす。
「大坂の町衆が育んできたカミガタイズム。さらに自由に、もっと自由に、今を艶めいて、人をもてなし、アートを馳走し、都市の活力を世界に発信したい」との趣旨で設立。彫刻家・田辺光彰さんの「野生稲」アートとフレスコ画家・富永泰雄さんらによる「異空間」はふしぎな魅力にあふれ、ミナミの新名所に……。
「おかあさん、またまたエライ道楽してと、子供たちから怒られてます……」はやっぱりイチビリです。
猿田 博(さるた ひろし)
安倍晴明公顕彰会会長 郷土史家
陰陽師・安倍晴明がなにわの安倍野の地で誕生したことは、昭和50年頃は阿倍野でも知らない人が多かった。
その「阿倍晴明生誕地」(現安倍晴明神社)を、なにわの名所のひとつとして、「生誕地」の顕彰を思い立ち、「安倍晴明とその周辺」の出版、ミニコミ紙や講演などでPR、平成2年顕彰会を結成した(現会員80名)。
晴明神社の占いコーナーの設置やキーホルダーの作成頒布などの、ユニークな活動を通じて、全国から訪問する人の増加や昨今の安倍晴明や陰陽道ブームに一役を買った。
また、他の町おこしへの活動にも積極的に力をつくし功績は大きなものがある。
河内木綿研究
寺尾 和一郎
27年前に河内木綿との出合い、それ以来一貫して独力で綿の栽培から木綿製品づくりまでを手掛け、河内木綿の伝承・普及活動に人生の大半をささげてきた。地元の学校を初め、数千人の人々に無料で体験活動を行い続けた。
1990年、鶴見緑地で開催された万国花博覧会では毎日、会場は足を運び、早朝より水やりをするなど裏方に徹し続けた人生は綿のように真っ白である。
三原光尋(みはらみつひろ)
大阪を舞台にスポーツのテーマとした映画をつくりつづける映画監督。
これまでも、「燃えよピンポン」、「真夏のビタミン」、ママさんバレーの「ヒロイン」、「絵里に首ったけ」など大阪パワーがあふれる作品を撮りつづけており、積極的に大阪ロケを活用した作品を撮りつづけてきた。
そして、今年は羽曳野駒ケ谷を舞台にオールロケで「あしたはきっと…」(よみうりテレビ製作、大映配給)を撮影、既成の大阪ロケの作品観にとらわれないで、大阪にある田園都市を舞台に、普段着の高校生のほのぼのとした恋愛物語をつくったとのこと。
今後も大阪を舞台に映画を撮りつづけて、他地域の方が見る大阪のイメージにとらわれず、大阪のよさを世界に向けて映画の世界で発信しつくりつづけていただけることを願う。
全国大阪弁普及協会 中西竜一
岡山で生れ東大阪・福知山と転校した結果、大阪人・大阪弁に惹かれ現在の大阪市に住いを決める。
大阪弁の中に相手を思いやる言葉が多いと感じ、独学で大阪弁についてのサイトを2000年2月に立ち上げ、本職の方の勤務時間が長い(夜中1時2時まで)にもかかわらず一人で運営を続けている。
大阪弁の文法・語法・用語・文例・構文・発音など大阪人についての研究も熱心。メールマガジンの会員は600人を越す。
今後、日本語⇒大阪弁変換も今後はもっと緻密に作り上げていく予定(ダウンロード)が出来て、各自自分のパソコンで使えるようにしたい。大阪弁ゲームを作る。大阪弁⇔外国語のページも作る。メールでの個々に採点できるような大阪弁講座、イントネーションが分かりやすいように音声案内を入れる。本を出版したい。などまだまだこれから意欲的に活動を続ける。
馬場たかし
なんと表していいかわからない。一言でいわばライフオブ「南京玉すだれ」に、この人の人生は玉簾に始まり玉簾に終わる。
趣味は玉簾、仕事はなし。奥さんからはあきれら返られているが、やっぱり玉簾はやめられない。
プロにならないかという誘いもことわり今日もひたすらボランティアで人に玉簾を教える。
あつかう玉簾も全て自分で手作り、家の中もその道具でいっぱいになる。タバコも酒もギャンブルもやらずひたすら今日も玉簾を振る。
谷口靖弘
大阪ボランテイア・ツアコン・クラブ。
「21世紀の九条を語る会」が生まれたのが82年。大阪九条の街の無料案内をはじめて早や20年。九条で育ち、友人の多くが商店街に存在したことで、学生時代から街と絡んだイベントなどを展開。
旅行コンダクターの経験もあり、街の観光の手伝いをすることで、衰退していく商店街に歯止めをかけようと奮闘している。
大阪ドームの開設で一時にぎわうが、長続きせず、今回、USJの開業で地元活性化に期待しつつも「単なる通過点とになる」との危機感から、地元小胆外と一緒になって「ミステリーツアー」や「おもしろウォーク」などの仕掛けを月1で実施。
(大阪芸術大学短期大学助教授)
一本松海運株式会社
社業は海底ケーブルを敷設することがメインだが、大阪各所で遊覧船の事業も営む。
大阪の河川を利用する各種イベントには、必ずといっていいほど「一本松」の船が活躍。
天神祭のような伝統的行事から東アジア競技大会の聖火リレー、淀川、大川、道頓堀川...と、なかには採算度外視のボランティアも多いと聞く。
最近では「水都大阪の復活」をめざして「ミナミの商人達が立ち上がった《道頓堀スタジオジャパン》の設立」に参画。一億円以上もかかる「新造船-通称・たこ船・オクトバス」を、若手デザイナーたちと建造して多いにいちびっている。
たる出版株式会社
日本で唯一の酒専門雑誌『たる』を出版し続けること約四半世紀。嬉しい事に大阪から全国に情報を発信してくれている月刊誌です。
これだけでも大阪人として嬉しいのに、図書館協会推薦図書を多数出版。
大阪の芸人が自分の書いた物を出版しようと思うと、まず浮かぶのが「たる出版」!!
大阪の良心的出版社として、これからもしっかりどっしりと歩んで欲しい。
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